ミュゼ

去年、ミュゼを運営するジンコーポレーションが、任意整理に入っているというニュースが流れ、資金繰りが苦しいから、脱毛サロン、ミュゼプラチナムが倒産するのではないかとウワサされていました。

任意整理とは、簡単にいうと、裁判所を通さずに、債務者(お金を借りている側)と債権者(お金を貸している側)との間で交渉して、借金額を減額してもらうことです。

先に言ってしまうと、このことで、ミュゼが、倒産するということは有りませんし、サービスが停止するということも有りませんのでご安心ください。

ミュゼは、広告もたくさん出していますし、キャンペーンの値段は格安だし、予約が取れないという口コミもあります。

このようなことから、利用者は多くいるというイメージです。
だから、売上は多く、儲かっているのではないのか?
それとも、広告費の使いすぎや、値段が安すぎるために、経営が悪化したのか?
などと、いろいろ考えてしまいますね。
ミュゼ倒産

なぜ、このような事態になったのかというと、1つには、会計処理に問題があったということです。

私たちは、脱毛を申し込むときに、前もってお金を支払いますよね。
そして、予約日になったら脱毛を受けに行きます。

本来、脱毛サロンは、脱毛の施術の料金を頂いたら、会計で、前受金という負債に計上します。

前受金というのは、脱毛のお金は受け取ったけど、まだ脱毛のお手入れはしていないから、脱毛サービスの提供が完了するまでは、返さないといけなくなるかもしれないお金のことです。

このお金は、サービスの提供(脱毛の施術)が完了するまで、手を付けずに、保管しておきます。
(会計でいう前受金という勘定に計上して、他のお金と区別しておくのです。)
もしかすると、お客さんが解約するかもしれませんし、何らかの事情で、サービスの提供ができなくなるかもしれませんからね。

そうなったとき、返金できるように、他のことには使わないようにしておきます。

お客さんが、お店に来てくれて施術が終わったら終わった分の料金分を、前受金から、売上にします。

売上にすることで、他の用途にも、使えるお金になります。

ミュゼは、お客さんから料金をもらったら、その時点で全額を売上(他の用途にも使えるお金)に計上していたということです。

これは、問題です。

前受金と売上に区別しておけば、返さないといけないかもしれないお金(負債)が、いくらあるよということを数字で認識できます。
だから、会社で自由に使えるお金と残しておかないといけないお金が数字で認識できますね。

お客さんから、解約するからお金返してと要求されたり、何らかの事情で、脱毛サービスを提供できなかったりしたら、保管しておいた前受金から返金すればいいだけです。

返さないといけなくなるかもしれない前受金を別管理せず、売上のお金に混ぜてしまったら、そのお金が他のことに使われてしまいます。
そして、お客さんから返してと言われても、いったいどこから出せばいいの?という事態に陥ってしまいます。

サービスの提供ができない場合に、返せるお金はあるのか?

それを知るためには、今までの処理を訂正するしかないですね。
そうして、本当の前受金(負債)がどれだけあるのか発覚し、実は資金繰りが苦しかったということが分かるのです。

ミュゼは、店舗数187店舗以上ある大手サロンですし、会員数も240万人以上ですから、前受金の額も多額になりますよね。

任意整理に入っているというニュースをが流れ、ミュゼは倒産するのではないか、サービスが受けられなくなるのではないかということを心配して、解約する人も多かったようです。

その後、広告事業などを手掛ける東証二部上場のRVHが、ミュゼの運営会社であるジンコーポレーションから、脱毛事業を買収することになり、ミュゼはRVHのグループ会社となりました。負債については、ジンコーポレーションに残します。
ミュゼ倒産その後

ですから、ミュゼに関しては、倒産やサービスが停止するというような心配は、今のところありません。

解約してしまった人には、心配や解約の手間がかかったでしょうね。

ミュゼは、人気が高く予約が取りづらいという口コミが多かったですが、解約する人が増えたため、会員のままでいた人は、予約が取りやすくなって良かったという人もいたみたいです。

ミュゼは、魅力的な格安キャンペーンを行っています。興味がある方は、下記公式サイトから最新情報をチェックしてみて下さい。